こんにちは!
RENKO代表の浜島です。
「信の徳」が弱いと何をやっても上手く行きません!
さて、突然「信の徳」というマニアックな概念が出てまいりました(^^;)
これは「仁義礼智信」という「五徳」の概念の一つです。
AQSでは、自分自身および外部との関係性を、この「五徳」を基盤に形成していきます。
「仁・智・信」で自らの基盤を形成し、「義・礼」で外部との関係性を形成するという感じです。
こう書くと何やら小難しく聞こえそうですが、シンプルにいうと心のあり方みたいな感じです。
一つ一つ説明すると長くなるので、「信の徳」について簡単に説明します。
信の徳とは、いうなれば「確信」の気持ちです。
「確信」とは、今ある全ての疑いが晴れている状態のことです。
自信とは似て非なる感覚です。
わかりやすく言えば、呼吸をしている位に無意識で当たり前と思っている感覚です。
心理学の世界でセルフ・エフィカシー(自己効力感)という言葉がありますが、かなり近い概念といえます。
ちなみに、成功哲学で「思考が現実化する」といっていますが、この状態が前提です。
まあ、要するに「できると確信している」ならば、意識的にも無意識的にも当たり前にそちらに向かっていく力がかってに働くということです。
何せそうならないことが気持ち悪くてしょうがないんですから。
その逆に
・本当にこれでいいのだろうか…
・自信がない…
・無理だ…
とか思ってるということは、向かいたい方に力が働かないだけじゃなく、ブレーキもかけまくってしまうということになります。
「信の徳」が弱いというのは、こういうことなんですね。
じゃあ、
「信の徳が高ければいいんだね!」
といっても注意が必要です。
ここでいっている「確信」とは、あくまで「今ある」疑いが晴れているということです。
つまり、「現在の認識では」という限定付きだということです。
これがない「確信」は、気づかぬ間に「妄信」に陥ります。
「妄信」状態だと、変化を加えるなどの調整ができなくなってしまうので、非常に危うい状態といえます。
例えば、技術が陳腐化してしまったとか間違っていたという場合であっても、そこから抜け出せなくなってしまうというようなことが起こるのです。
これに対しては、「謙虚さ」を忘れないようにすることで対処します。
ミクロ的にもマクロ的にも我らを取り巻く世界は無限の未知であふれているわけですから、知らないということを知る「無知の知」を得ましょうということです。
ちなみに、これをAQSでは「智の徳」と言っています。
まあ、信と智のバランスを取ることが大事ですよということなんですが、智の徳に関しては機会をあらためてお伝えできればと思います。
それではまた!