対人稽古の一環で「肩甲骨はがし」をやりました。
これは受け手の肩甲骨周辺の筋骨の強張りを取るために行いますが、掛け手が肩周辺の筋骨の構造を繊細に認識するための意味もあります。
また、力のかかるポイントを関節にすれば、武術的な関節技として作用させることもできます。

施術家でも武術家でも、自らの術がどのように作用しているかを認識できなければ、その術は使えないということになります。
つまり、状態や構造を繊細に認識できるようになることが大切だということです。