邪気というのをご存知でしょうか?
今の自分にとって「都合の悪い」エネルギー(気)の波長のことをいいます。
「都合の悪い」というのは、生命維持を困難にするという意味であり、各個人の状態によってその条件は異なります。

邪気というのは相対的なものであって絶対値ではありません。
ある人にとっては邪気であっても、ある人にとっては正気であるということを意味します。

エネルギーが陰か陽の方向に過剰に働いている状況を持ってして邪気というわけです。

例えば、高血圧の人にとっては降圧剤は有効であり、その人にとって降圧剤は正気の作用を持っていると言えます。
(もちろん根本原因の解決にはなりませんが)
しかし、低血圧の人にとっては、血圧が下がりすぎてしまうので邪気の作用を持っていると言えます。

また、興奮状態のストレス下にあるときには、マッサージなどの癒し系のアプローチは正気となりますが、アクティブに遊びまわるようなアプローチは邪気となります。
やる気が起きないなどの停滞系のストレス下にあるときには、逆のアプローチが正邪を分けます。
(ただし、アプローチが邪気であっても、エネルギーが動き出すことで自然と状態は整っていくので、邪気=悪と考えるのは早計です)

これらは一つの事象を切り出した視点にすぎませんが、あらゆることにこの「陰陽」の法則を見出すことができます。

「陰陽相まって一となる」

要するに陰陽のバランスを取ることが大事だということです。

最近はマインドへのアプローチが取り沙汰されることが多いですが、心は体の状態に影響を受け、体は心の状態に影響を受けるという、相互補完関係にあります。

心にアプローチをして成果が上がらないなら体にアプローチをしてみる。
体にアプローチをして成果が上がらないなら心にアプローチをしてみる。

自らの求める未来のために、陰陽のバランスを取るという視点をぜひ持ってみてくださいねd(^_^)