人が外から摂取する気(エネルギー)には、営気と宗気とがあります。
営気とは飲食によって摂取する気であり、宗気とは呼吸によって摂取する気のことです。
この営気を効率的に獲得する方法が「RENKO式食餌法」です。
営気は飲食物の気を体内に取り込んだ結果として得られる気です。 一般的な食餌法は、食材の種類や要素、摂取による効果に着目しています。 「RENKO式食餌法」は飲食物そのものより「摂取(食餌)法」を意味します。
まず「食餌法」について記すまえに、営気を獲得するまでのプロセスを明確にします。
- はじめに天と地の気によって養われた食材あって
- 人の気によって食材が調理され、飲食物となる
- その飲食物と対峙する
- それを摂取することで、分解され営気となり吸収される
「RENKO式食餌法」は、上述の3.と4.のプロセスでアプローチする方法です。
1.へのアプローチ法は「培養法」であり、2.へのアプローチ法は「調理法」です。 これらと「食餌法」の3つ全て揃って、営気獲得法となります。
「3.」の段階で求められることは、すでに目の前に存在している飲食物の気を活性化させることです。
そのために必要なことは、飲食物の持つ気を緻密かつ深く広くを捉えることです。
気を認識できずとも、感謝の気持ちとともに意識をしっかり向けることで、気は活性化します。(もちろん認識の度合いに比例して、活性化は大幅に向上します。)
どのように意識を向けるのかを記します。
- 五感を総動員して飲食物そのものを感じる
- 飲食物の調理者に感謝の気持ちを持つ
- 飲食物を構成する材料を感じる
- 材料そのものと生産に関わった人たちに感謝の気持ちを持つ
- 材料を構成する要素(気)を感じる
- 材料がどのように構成されたかを感じる
- それら要素が自分を構成する材料となっていることを感じ感謝の気持ちを持つ
などなど、総じて感謝の気持ちを持ちながら意識を向けることで、飲食物の気は活性化していきます。
このようにして気が活性化された飲食物を、摂取するのが「4.」の段階で行うことです。
この段階で求められることは、飲食物を効率良く分解し吸収することです。
そのために必要なことは、分解吸収の器である消化器系の能力を最大限発揮することです。
どのように消化器系の能力を発揮させるかを記します。
- 姿勢を正す
- 飲食物を咀嚼しながら味覚と嗅覚、触覚(食感)で感じ
- 同時に唾液が分泌されて咀嚼物と混じり合う様子を感じ
- 嚥下によって胃に移動する様子を感じ
- 胃で分解されるのを感じ
- 小腸で更に分解が進み、営気となって吸収されるということを感じる
- 大腸では残された水分を営気として吸収し、残りが排泄されるということを感じる
というような感じで、飲食物が体に入って出て行く様子を、自分の身体(消化器系)に感謝の気持ちを持ちながら意識を向けることで、飲食物の分解吸収が促進され、営気の取りこぼしが減少し効率的に摂取することができます。
この食餌法は、昔の人ならばある程度当たり前に実践していたことです。
「姿勢を正しなさい」
「よく噛んで味わって食べなさい」
「米の一粒一粒にはお百姓さんの魂が入っているんだから感謝して食べなさい」
「命を頂いているんだから感謝して食べなさい」
「食べながら他のことをするんじゃありません」
とか言われたことないですか?
作法として行われてきた食餌法も、蓋を開けてみれば自分自身のために行われてきたということです。
まさに情けは人の為ならずです。
これこそが「RENKO式食餌法」の原点です。