認識できる世界を広げるならば「謙虚さ」が必要ですね!
知ったかぶりをしてしまうと、本来ならば気付けることにすら気付けなくなってしまうからです。
その謙虚さは、五行の概念では「智の徳」に該当します。
(一般の五行解釈と【RENKO】の解釈は異なります)
今回は「智の徳」について記します。
「智の徳」とは「信の徳」と対を成す概念です。
信が過剰ならば、その身は業火で焼きつくされる。
智が過剰ならば、その身は深き水面へと沈んでいく。
信と智は陰と陽。
陰陽相まって、一となる。
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智の徳。
世界はミクロで見てもマクロで見ても、認識できないことで溢れている。
私達の周りは未知の世界が無限に広がっている。
知らないことを知っているからこそ、新たな智慧を得ることができる。
ソクラテスは、それを無知の知と表現した。
自らの無知を受け入れることが、智の始まり。
それは謙虚な気持ちから生まれる。
しかし、ただ全てを受け入れ流されるだけでは、智を得ることはかなわない。
無知を足場に歩みを進めることこそが智に至る道。