仏教の教えの中に「三毒」という概念があります。
これは「貪・瞋・痴(とん・じん・ち)」という克服すべき3つの重大な煩悩のことを指しています。
- 「貪」は、心や体が満たされずに貪ってしまう状態
- 「瞋」は、怒りや憎しみに囚われている状態
- 「痴」は、自己認識に囚われて真理を認識できない状態
この「三毒」が、元気で快適な生活や人間関係に害を及ぼすということは、説明するまでもないと思います。
なので、「克服すべき」といわれても、「そんなことはわかってる!」と思われるのではないでしょうか?
RENKOでも「三毒」を問題視はしています。ただし、「克服すべきこと」と捉えるのではなく、自分自身(もしくは相手)の「症状」として捉えます。
例えば、症状をどのように解釈するかというと
- 「貪」であれば、気(生命エネルギー)の不足や停滞
- 「瞋」であれば、気の不完全燃焼や異常燃焼
- 「痴」であれば、気の漏れや心身(細胞)の発達不良
というような感じになります。
ここからさらに症状を細分化し、問題点を探り出し対処していくということをしていきます。
要するに、「三毒」があったとしても、いきなり「煩悩退散!」とかするのではなく、内在した問題が表面化していると捉えるということです。
進化系気功RENKOでは、こんな感じで先人の叡智を活用させてもらっています。