こんにちは!
RENKO代表の浜島です。
姿勢を正すと体の扱い方が良くなります。
これだけでも確かに施術力は上がります。
しかし、それは今までの身体操作のバージョンアップに過ぎません。
この程度のことならば、わざわざ誰かから学ばなくても独学でも何とかなります。
では何をどうすれば良いのでしょうか?
「身体を統一された一つの物として扱うこと」
ん?身体はもともと一つだよ?
と思われるかもしれませんね。
ここで言いたいことは、
「小指一つ動かすだけであっても全身を使う」
ということです。
ちょっとわかりにくいですかね。
例えば、ボールを投げるときに…
・手だけで投げるのと
・全身を使って投げるのと
の違いみたいなものです。
当然ながら、全身を使ったほうが、重さとスピードの乗った良いボールが投げられますね。
ただ、全身を使えといっても、単に全て使えば良いのではありません。
「無駄なくバランスよく」
ということが必要です。
この「無駄なくバランスよく」の要件としては
・全身の骨格を利用して身体を支えることで、極力不要な力を使わない
・足先から手先(頭)までの力を順序良くスムーズに伝達させる
・力をかけるポイントから離れたところを力の起点とする
・力をかける際、体の一部分に負担がかかるような状態にはしない
・全身にかかる負担が弓がしなるかのごとく、全身でバランスよく受け止める
という感じです。
これができると
・かかる負荷を全身で処理するため、体の部分的な負担がなくなる
・全身力を合わせた力を使うことができるので、あまり筋力が必要ない
・力が相手にぶつかることがなくなるので、力を深く伝えられる
・全身がしなやかに動くので、呼吸などのわずかな生理的な動作の波を伝えられる
ようになります。
これは武術で技をかける際、当たり前にできなければいけないことです。
これをもってして「身体が統一された状態」といえます。
いわゆる達人力の一部というか基本ですね。
「柔よく剛を制す」
とかいいますが、この要件が整っていない人には不可能なことです。
これはあらゆる運動でも同様のことが言えます。
当然ながら、施術においても同様です。
つまり、この「身体が統一された状態」を得ることが、施術力を格段に上げてくれるファクターなんですね。
それではまた!