物理学でエネルギー保存の法則というのがありますよね。
人間社会は、お金や物、情報、労力などのエネルギー交換によって成立しているという視点で見てみると、ここにもエネルギー保存の法則が適用されていることがわかります。
例えば、お店で商品を買うときには、それへの対価としてお金を支払いますね。
いわば、お店とお客さんとで行うエネルギーの交換です。
これもエネルギー保存の法則の働きにより、エネルギー交換がされてもエネルギー総量は変わらないわけです。
これはわかりやすい例ですね。
では、あるお店の商品の価値が、価格より高いと判断された場合はどうなるでしょうか?
お客にとっては、出したお金のエネルギーに比して、商品により獲得できるエネルギーが多いわけです。
余剰分のエネルギーは「快適」信号をうみ、エネルギー保存の法則によりバランスをとる働きが生まれます。
概してその働きは「お店や商品の評価を上げる」方向に作用します。
価値が逆のケースであれば、結果として起こる働きは当然逆方向になります。
補足ですが、商品と価格という概念に絶対値はありません。
相対的判断によります。
基本は価格をつける人の価値観によります。
ただし、他店舗の価格や類似品などの参考情報があると、それら参考情報が判断基準になるので注意が必要です。
どのケースでも、エネルギー交換により、「循環」という別のエネルギーが発生します。
この循環というエネルギーは、相互の関係性に影響を与えます。
エネルギー交換が良い結果を生み出したならば、良い循環エネルギーが発生します。
悪い結果なら、悪い循環エネルギーが発生します。
この循環エネルギーが次のアクションへの影響を与えるわけです。
最近では無料お試しとかそういうの色々とありますよね。
それは最初に循環を起こしてしまうことで、関係性を作ろうとしてるわけですね。
最初に良い関係性ができれば、その後のエネルギー交換をしやすくなりますから。
ここまでは、目に見えてわかるエネルギー交換について記しました。
しかし、認識できないエネルギーというのは無限にあります。
その領域においても、エネルギー保存の法則が適用されています。
「あいつはやたらと運が良い」とか「天に愛されている」とかいわれてるする人っていますよね。
そういう人達は当たり前のようにエネルギーの循環が良くなるアプローチをしています。
「大会社の社長とあったら物凄く細やかな配慮をしてくれて感動した」とか聞いたことないですか?
その社長にとっては当たり前のことが、受け手にとっては普通ではなかったということです。
つまり、認識世界の広さが違うので、普通の人には認識できない領域でも好循環を作り出しているということです。
よく「感謝しよう!」とかいうのがありますよね。
それはすごく大事ですよね!
エネルギーの好循環を作る大事なファクターですから。
しかし、よく考えてほしいのが、その感謝がどの程度のレベルなのかということ。
自分がショボければ、その感謝もショボイというのは、避けようのない事実です。
ショボイ感謝は、ショボイ作用力しか持ちません。
ショボイ作用力は、ショボイ成果しかついてきません。
結果として、成果を認識できず、やらなくなるという悪循環。
成果を求めるのならば、自分自身の認識世界を少しでも拡げればいいんです。
そうすれば、より細やかに配慮できるだけでなく、小さな成果も拾えるようになります。
結果として、大きなエネルギー領域で好循環を起こせるようになります。
それが拡がれば拡がるほど、認識できない領域でも自然と好循環が起こるようになりますから!
そのためには、とにかく練功が物凄く効果的です!
練功は全ての地力を上げるトレーニングですから!