「気功でスポーツを上達させる」ということをテーマに、シリーズ連載していきます。
さて、そもそも「スポーツの上達」とは何でしょうか?
スポーツの上達とは、スポーツの競技特性に応じた「体の能力」の高度化と、それを自在に発揮できる「心の能力」の高度化といえます。
体であれ心であれ、能力を向上させるためには、トレーニングが必須となります。
そして、トレーニングで成果をあげるためには、
1.現状の能力を把握し
2.求める結果に必要な要素を導き出し
3.どのように高めていくかの計画をたて
4.実践していく
ということが求められます。
中でも「1.」の現状の能力把握は、最も重要です。
それができていないということは、自分の長所短所が把握できないということなので、「2.」の必要な要素がわからないということになり、「3.」の計画も立てようがなく、結果として「4.」の実践もすることはできないということになるからです。
これは病気への対処においてもまったく同じことがいえます。
病状の見立てができなければ、治療の功果は期待できないのです。
心身を成長させるのであれ、病気を治すであれ、どちらも現在の状態を望ましい状態に変化させるということに他ならないわけです。
今回はあまり気功と関係ないように思われるでしょうが、そこらへんは次回から明らかになります。
次回は「現状の能力把握」についてです。