さて、人は社会の中で生かされているわけですから、自らの求めることを実現するために、人間関係を良好にできることが大きな力となるのは、どこででも言われていることですね。
そのためには何が必要でしょうか?

一言でいうならば「人格の高さ」です。

これはナポレオン・ヒル氏の「成功哲学」だったり、スティーブン・R・コヴィー氏の「7つの習慣」でも言われていることですね。

では「人格」を高めるために何をしたら良いでしょうか?
このことは様々な自己啓発メソッドで言われているので、なんら目新しさはありませんが、今日は先人の叡智の結晶である仏教から知恵を拝借してみましょう。
仏教言うと宗教チックに思われがちですが、
同じようなことでも視点を変えてみると色々と見えてくるものがありますからd(^_^)

仏教の教えに「十悪」というのがあります。
これは、やったらダメな「10の悪事」のことをいうのですが、それらは3つのグループに分けられます。
そのグループの事を“三業(身口意)”といいます。
“三業”の、
・「身」とは行いに関して
・「口」とは発言に関して
・「意」とは感情や思考に関して
です。

次に「十悪」について。
◎「身」グループ
・殺生(せっしょう):生命を奪うこと
・偸盗(ちゅうとう):盗むこと
・邪淫(じゃいん):邪悪な性行為(不倫とか)

◎「口」グループ
・妄語(もうご):嘘をつくこと
・綺語(きご):キレイ事を言うこと
・悪口(あっく):悪口を言うこと
・両舌(りょうぜつ):二枚舌を使うこと

◎「意」グループ
・貪欲(とんよく):むさぼり欲しがること
・瞋恚(しんに):怒ること
・愚癡(ぐち):真理に対して間違った見解を持つこと

そして、十悪をしないという戒めを持つという「十善戒」といいますが、上述した十悪の頭文字として「不」を付けるだけです。
まあ、確かに悪いことをしないというのは良いですよね。
不遜ですが、それだと弱いなと思ってしまいます。
人間するなと言われるとしたくなる生き物ですから(^^;)

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