なぜ呼吸法で施術力が上がるのか?

ここでいう呼吸法とは「腹式呼吸」のことであり、
腹式呼吸とは、
・お腹をへこましながら息を吐いて、
・お腹をゆるめて膨らましながら息を吸う
という呼吸法のことをいっています。
(RENKOでは「腹式呼法」と呼んでます)

呼吸といえば換気機能という大事な機能を果たしていますが、他にも大事なことがあります。
その大事なことを列挙してみます。

・腹部マッサージ(※1)による内臓の活性化とそれによる血流促進
・腹部マッサージによるポンプ機能(※2)で血流促進
・内臓の活性化による消化機能促進とホルモンバランスの整調
・血流促進により心臓の負担軽減
・横隔膜による呼吸のため肺による心臓圧迫の軽減

(※1)お腹をへこますことで六腑と肝腎脾が、圧迫によりマッサージされます。
(※2)圧迫により内臓に集まっている大量の血液が押し出されるという意味です。

さて、これだけでも心身のポテンシャルが上がるというのが、ご理解いただけることと思います。

心身のポテンシャルが上がるということは、

・認識力
・運動能力
・健康状態

が上がるということなので、当然施術効果も上がることがわかりますね。

しかし、呼吸力で得られる効果はそれだけではありません。

呼吸は24時間行われていることと、意識と無意識の両方で制御していることもあり、全身を調和する大事な役割を担っています。

緊張したときに深呼吸をしたり、気合を入れるときに息をシュッ!と吐いたりするのは、この機能を利用しているわけです。

この調和は相手との調和にもつながります。
(相手との調和は非常に大事なことですが、それについては機会をあらためます)

また呼吸は全身の動作の起点ともなります。

呼吸によって起こる波が動作につながるということです。

深く快適な施術力の基板になるのです。