こんにちは!
RENKO代表の浜島です。
体の声とは、体が発している「快適さ・不快感」という信号のことです。
この体の声とは、意識で「快適だ」とか「不快だ」とか思っているものとは違います。
最近の傾向だと「脳がそう判断してるんでしょ?」とかいうのもありますが、それもちょっと違います。
「じゃあ何?」
ですから体の発している信号のことです。
脳はその信号を受け取って判断しているだけです。
解剖学的に言うならば、ここでいう体の声とは「末梢神経系」が受け取っている信号のことです。
つまり、細胞が発している情報のことです。
体の不調を訴えている方がいるとします。
例えば足が痲れるとか。
これを認識して訴えているアクションを起こしたのは、他ならぬ「脳」ですね。
この「脳」が認識しているを聞いて、その不調部位に対して施術するでしょうか?
施術家の方ならば、常識的に原因を他と捉えるでしょう。
主に腰椎付近を。
つまり、脳は原因そのものを正確に捉えて認識することは困難だということです。
体を開発しているボディワーカーならば、かなりの精度で脳が認識することもできますが、一般の方であればほぼ無理です。
ということは、相手が認識した情報から不調の原因を捉えることは、かなり難しいということになります。
臨床データを参考に判断することは可能ですが、それはあくまで予測ということになります。
もちろん、予測が悪いということではありませんが、予測はあくまで予測です。
もし、不調を発している部位の信号を受け取ることができるならば、それは相手の不調の原因を捉えることができるということを意味します。
そこに至って、ようやく相手にどのような施術をするか判断できるわけですね。
つまり、相手の体の声を聞くことができるということは、本当の意味で相手の不調を癒やすことができる入り口に立ったということです。
もちろん、「相手の体の声を100%聞ける!」ということはありえません。
しかし、そのパーセンテージを上げることは可能です。
そのためには「相手の体の声を聞きましょう!」ということです。
その方法に関しては、また別の機会に。
それではまた!