こんにちは!

RENKO代表の浜島です。

呼吸法を鍛えれば、施術力が上がる!ということで、その方法を記していきます。

といっても、呼吸法には様々なものがあります。

概して「胸式呼吸」と「腹式呼吸」です。

ご存知の方も多いですかね?

「胸式呼吸」とは、主に肋間筋を使って胸郭を横方向に拡張収縮させる呼吸法です。

「腹式呼吸」とは、主に腹横筋と横隔膜を使って胸郭を縦方向に拡張収縮させる呼吸法です。

そして、RENKOでは「呼吸法」を「呼法」と「吸法」に分けて練習しています。
吐くときに力を入れるのを「呼法」といい、吸うときに入れるのを「吸法」といっています。

他にも、腹式と胸式を複合させた「完全呼吸法」や腹式の呼法と吸法を同時に行う「逆腹式呼吸法」、腹式の応用技法の「旋転式呼吸法」などがありますが、初級レベルでやるのは弊害が出ることもあるので、ここでは紹介しません。

色々と記しましたが、RENKOで最初に練習する呼吸法は「腹式呼法」です。

お腹に力を入れて吐き、力を抜いて吸うというやつです。
一般的に腹式呼吸と呼ばれているのは、これです。

それでは早速やり方を記します。

▼腹式呼法のやり方

1.まずは姿勢を正す。
2.軽く息を吸った後、会陰を閉める。
3.下腹部の方からお腹を凹ませて息を吐く。
4.お腹を緩めて息を吸う。
5.最後に会陰を緩める。
6.「2.」〜「6.」のループ

という感じです。

ちょっとわかりにくいですかね?

ということで、もう少し解説します。

1.姿勢を正すってのは、仙骨から頭までを可能な限り筋力を使わずに支えるって感じです。

掌の上にホウキを立てるような感じで、仙骨で頭を支えるという感じです。

一般に言われてる姿勢を良くするってことで、ほぼ問題ありません。

2.会陰ってのは肛門と性器の間の部分。

いわゆる骨盤底筋群を閉めるってことです。

分かりやすくいうならば、ウ◯チとオシ◯コを我慢する感じです。

ちなみに、これをやるだけで尿漏れとかに強くなりますよ。

3.下腹部の方からというのは、お腹の下の方から歯磨き粉のチューブを絞り出すような感じです。

普通に凹ますと下腹部が凹まない人が多いですが、会陰を閉めることでやりやすくなります。

実際に自分で会陰を締めたり緩めたりしながらお腹を凹ませて試してみるとわかると思います。

お腹が凹むと、中にある腸とかの行き場がなくなり上に押し上げられて、横隔膜も押し上げられます。

横隔膜が押し上げられると胸郭が狭くなり、肺の中の空気が排出されます。

4.お腹の力を緩めると、上げられていた内臓が降りてきますから、横隔膜が下がり胸郭が元に戻ります。

その結果、自然と息が吸われることになります。

5.は4.の続きです。

全体を通じての注意点としては、息を詰めないようにすることです。

喉は解放して空気が自然と通る状態をキープします。

ペース配分ですが、これは用途によって変わることと、個人差もあるので目安でしかありませんが、吐くときに6秒位で吸うときに2,3秒位で良いでしょう。

この呼吸法をするだけでも、血流も良くなるし内臓の働きは良くなりますから、身体の状態はかなり良くなります。

呼吸は24時間無意識でも行われている活動です。

「呼吸を制するものは自らを制する」といっても過言ではありません。

それではまた!