こんにちは!

RENKO代表の浜島です。

武術(中国武術)に「推手」という対人稽古があります。

簡単にいうと、相手と自分の手首を合わせて押し合いっこするという稽古です。

押し合いっこといっても、力比べというわけではありません。

全身を一つにして無駄なく全身の力をつなげて、相手の力とぶつからないようにします。

言葉だけだと非常にわかりにくいので、今回は片手推手のダイジェストムービーがあるのでそれをご紹介します。
(去年の秋田セミナーで撮影したものです)

推手には片手で行うものと両手で行うものとがあります。

今回は片手推手です。

この「推手」ですが、気功の稽古にも非常に有効です。
武術と気功では稽古の目的は異なりますが、自分自身の観察・相手の観察・自分と相手を合わせた一つとしての観察を行うという意味においては同様です。

・自分の姿勢は正しいか
・力の伝達は正しいか
・相手の姿勢は正しいか
・相手の力の起点はどこか
・相手の力が詰まっているところはどこか
・相手の力のベクトルはどうか

などなど観察すべきことは無数にあります。

この観察を行うと物理的な体の状態を感じる能力が物凄く高まります。

つまり、相手の状態を察知することが上手になるということです。

これは施術するにあたって強力な武器となります。

また、相手の状態察知力が上がるということは、相手との物理領域においての同調能力も上がることを意味します。

同調力アップによる施術力アップも獲得できるということです。

人間の能力は青天井ですから、日々磨き上げることで更なる高みへと歩んで行きたいですね。

それではまた!