こんにちは!

RENKO代表の浜島です。

ポジティブシンキングやプラス思考というのを、どうにも勘違いしている人が多く見受けられます。

—-
生き物には自然治癒力というのがあります。
ケガをしたり病気をしたりしても、回復するようにできています。

つまり、ちょっとやそっと無理をしようが元の状態に戻ることができるのです。
その無理がその人にとって「適度」である場合、超回復によってより強化することだってできるのです。

しかし、これは「エネルギー(気)が十分にある」という前提ありき。

回復するにもエネルギーが必要だからです。

エネルギーが足りなかったらどうなるでしょうか?

足りないなりに可能な範囲で回復しようとします。

同時に、エネルギーを消耗している活動をやめさせるためや、エネルギー摂取を仕向けるための反応が起こります。

具体的には

・痛みを発する
・力が入りにくくなる
・身体がだるくなる
・寝起きが辛くなる
・やたらとあくびがでる
・やたらと眠くなる
・やたらと何か食べたくなる
・やたらと甘いものが欲しくなる

などの不快な反応が起こります。

これらは活動を減らすことでエネルギーの減少を抑えようとしていることと、睡眠と食事によってエネルギーを摂取しようとしているからです。

しかし、現代人は仕事の都合などがあるため、それらの反応を抑える傾向が見受けられます。

それも仕方のない事とも思いますが、このように身体の反応を無視していたらどうなるでしょうか?

身体は不快な反応をより強く出すようになり、それも無視し続けていると結果として病気になります。

病気になることで、活動できない状況を作り出すのです。

最悪な場合は機能停止、即ちを死を選びます。

活動を続ける苦難より、死による解放を選んでしまうということです。

—-
さて、ポジティブシンキングやプラス思考というのは、思考によってもたらされる結果です。

思考することやイメージすることで、自らの望む方向性を作ろうとしているわけです。

このことは気功においても同様のことが言えます。

気のコントロールも「思考やイメージ」で行うからです。

思考というのは脳で作られています。

そのこともあり、近年では脳に対してのアプローチが重要視されています。

それに関して異を唱えるつもりはありませんが、それを実現するには前提条件が必要であるということは避けられません。

「エネルギー(気)が十分にあるということ」

脳というのも身体の一部に過ぎず、他の器官(主に五臓)との相互関係によって成立しています。

人間の身体はエネルギーなしには活動できません。

当然ながら脳も例外ではありません。

身体の活動は全てエネルギー(気)の燃焼によって行われているからです。

ここでまた先程と同じ問いをします。

エネルギーが足りなかったらどうなるでしょうか?

身体は不快な信号を出すことで、何とか回復に向けたアクションを起こすことを求めます。

このときポジティブシンキングやプラス思考を行うと、心理的ストレスは減少しますが、物理的ストレスは変わらないか場合によっては増大します。

心理的ストレスの減少 ー 物理的ストレスの増大 = 残りストレス量

この結果として、残りストレス量がなくなっていれば乗り切ることは可能ですが、残っているならばダメージの蓄積は続くため、身体は不快な反応をより強くしていく方向に動きます。

人間は意志(思考)の力によって自らを制御することが可能ですが、時によってそれが自分の首を絞めることになるということです。

ポジティブシンキングやプラス思考は、非常に有効な手段です。

しかし、それを成り立たせるには、まず第一に身体を良好な状態に保つ必要があるということです。

身体が資本。

それではまた!