望む未来をつくるためには、自立が必要不可欠です。
RENKOでは、自立を3つのレベルに分けています。
自立の最初の段階であるLv1とは…
◎今の自分を知り
◎自分の目的を見定めて
◎そこに至るための課題を模索し
◎それを実行できること
ここで一番大事なのは、自分で「目的」を定めることです。
目的ったって、人生の最終目的とかそんな大げさなものではありません。
今の自分が求めることを明確にするということです。
目的という未来への指針がないと、刹那的快楽のための動きしかできません。
子供の時から親などの周囲から全てを与えられてきた人は、自分で目的を見ることができなくなります。
つまり、自分で考えて行動するということができなくなるということです。
そうすると、困難に直面した時に、パニックを起こして何もできなくなります。
厳しくされたとか難しい仕事をさせられたとかで、簡単に辞めたりとか鬱になったりとかしてしまう。
まさに今の社会が、その様相を呈しているように見受けられます。
本当に子供が可愛いなら、可愛がることで自分が満足するんじゃなく、子供に自立する力を付けさせてあげたいところです。
本筋に戻ります。
さて、自立Lv1に至るまでには、誰もがたどるプロセスというのがあります。
1.自分と外の世界との区別がない状態
2.自分が感じている世界は自分だけだと知り孤独を感じる状態。
3.孤独の苦痛から逃れるために外部の何かに依存する状態
4.孤独を受け入れ自立を果たす状態
各プロセスをちょっと説明します。
1.は思春期前の子供に良くありますね。
いわば、自分自身と外部世界との境界が無い状態です。
簡単に言うと、外の世界は自分自身を主人公とした物語の一部であるという感覚です。
思春期あたりから、自己の認識は自分だけの世界で、他の人も同様の世界があることに気付き始めます。
その段階が、2.です。
今まで世の中と一つだったのに、突然自分が世の中から切り離されてしまったような感覚になり、かなりの孤独感におそわれます。
「誰も自分のことをわかってくれない!」
とかいう感じですね。
いわゆる反抗期の時期です。
ちなみに、中二病というのも、この段階で起こることです。
まさに中二位の時期ですから(^^;)
そして、この孤独感の苦痛から逃れるために、何かに依存し始めます。
インターネットだったり、友達だったり、恋人だったりと様々です。
自分以外の人との関わることで、孤独感が薄らいでいくからですね。
この段階が、3.です。
やたらと友達とつるんだり、延々とネットやってるっていうのは、この典型ですね。
もちろん、公私を切り分けている人は、依存に該当しません。
依存に陥っている人は、依存対象から離れると強烈な寂しさや不安感に包まれます。
今はメールなりラインなり、非常にコミュニケーションツールが発達しているので、この寂しさをすぐに埋めることができます。
逆にそれが自立の枷となってしまっているようにも思えますね。
寂しさや不安感があっても、相手の幸せを純粋に思っていられるならば、それは依存ではありません。
依存とは自分の寂しさや不安感を埋めることを中心に自分が形成されている状態ですから。
この依存から脱却するには、自分自身が依存状態から抜けたいと気付くことがキッカケとなります。
・他者に振り回されて、自分自身の人生を歩めていないという不満から気づいたり
・依存対象の喪失により、自分自身の依存状態に気づいたり(この場合、他の依存対象を探すことになり易いですが)
そして、自らの求めるところ(目的)に向かい始める自立Lv1に突入するわけですが、このハードルを超えたかどうかでその後の人生そのものが大きく変わってきます。